夏休み明けに、日本とアメリカの子どもたちが心配していること

夏休みが終わって、学校に戻るのをとても楽しみにしている子どもが多いと思いますが、そうではない子どもも多いのです。

実は、一年間のうち、日本で自殺をする子どもが最も多いのは、夏休み明けだそうです。How tragic!

その原因は様々です。例えば、

内閣府などのまとめでは、小中学生の自殺の原因は「家族からのしつけ、叱責(しっせき)」といった家庭生活によるものが多いが、高校生は「学業不振」「進路に関する悩み」が増え、精神疾患も主な原因になることが明らかになっている。(東京新聞の「子どもの自殺 9月1日が最多 夏休みの行動や体調見守って」より)

アメリカでは、「学校に戻る」この時期(the back-to-school season)に、自殺をする子どもがそれほど多くないかもしれませんが、精神的に不安になっている子どもが比較的多いということは、日本と変わりません。いつも以上に子どもたちのmental health(精神保健、精神的健康)を見守る必要があるでしょう。

“Back to school: What kids are most anxious about is…”というCNN記事によると、夏休み明けにアメリカの子どもたちが最も心配していることが次のことです。

… a recent study found the primary cause of children’s stress, according to parents, was related to homework and schoolwork. Of more than 400 parents surveyed, 53% cited homework and schoolwork as the driver of the most stress for their kids.

子どものストレスについての調査に答えた半分以上の親は、その主な原因はこれからの宿題(homework)と学校での課題(schoolwork)だと答えました。すなわち、ストレスを覚えている子どもの大多数は、新しい学年に入っていく自分にとって、課題が難しすぎるのではないか、あるいは課題が多すぎるのではないか、と心配しているそうです。

その他に、「担任の先生が誰なのか」、「新しい先生が厳しいなのか」、「州の標準テスト(state test)が心配」、「友達と同じクラスになるのか」等、ストレスの原因となる心配事がたくさんあるそうです。大人から見れば些細なことに見えるかもしれませんが、子どもにとってそれは決して小さいことではありません。It’s not “cute” to them.

もしかしたら、この同じ時期に大人も忙しくて、ストレスを抱えているかもしれません。しかし、それでも子どもに耳を傾け、子どもの心理をよく理解し、不安になっている子どもを絶対助けてもらいたいのです。

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ご興味のある方は、上で引用したCNN記事を御覧ください。2分半の動画もありますので、子どもの生の声が聞けます。

“Back to school: What kids are most anxious about is…”

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