「世界自殺予防デー」と「自殺予防週間」はご存知ですか?
世界自殺予防デー
「世界自殺予防デー」(英語では、“World Suicide Prevention Day”)とは毎年の9月10日で、「自殺に対する注意・関心を喚起し、自殺防止のための行動を促進するのが目的」*です。世界保健機関(WHO)と国際自殺予防学会(IASP)によって定められた日です。
世界自殺予防デーについて次のサイトをお勧めします。
- 2015の世界自殺予防デー・World Suicide Prevention Day 2015のオフィシャル・ウェブサイト。海外(英語圏)向けですが、自殺対策を考えるために様々なリソースが紹介されています。
- 日本でのアクティビティー(飯能市、神戸市、大阪、東京、横須賀)
- 自殺予防総合対策センター
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- フェースブック
自殺予防週間
日本では、世界自殺予防デーに因んで、9月10日~16日が自殺予防週間となっています。自殺予防週間については、内閣府のウェブサイトがこう説明しています。
自殺対策を推進するためには、自殺について、誤解や偏見をなくし、正しい知識を普及啓発することが重要です。このため、平成19年6月に閣議決定された「自殺総合対策大綱」において、「9月10日の世界自殺予防デーに因んで、毎年、9月10日からの一週間を自殺予防週間として設定し、国、地方公共団体が連携して、幅広い国民の参加による啓発活動を強力に推進」することとされました。
自殺予防週間は、当該期間中における集中的な啓発事業等の実施を通じて、国民に自殺や精神疾患についての正しい知識を普及啓発し、これらに対する偏見をなくしていくとともに、命の大切さや自殺の危険を示すサイン、また危険に気づいたときの対応方法等について国民の理解の促進を図ることを目的とするものです。(内閣府「自殺予防週間」)
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毎日で忙しい多くの私たちは、普段、自殺の予防対策などについて真剣に考える機会がないと思います。是非、世界自殺予防デーと世界自殺予防週間を一つの機会にして、日本語でも英語でも考えましょう。
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- アメリカの自殺予防週間(9月7日~13日)について
Notes
IASP = International Association for Suicide Prevention、国際自殺予防学会
WHO = World Health Organization、世界保健機関