今月は、防災訓練の月になろうとしています。
- 第一日曜日 町内会では、水害を想定した防災訓練
- 第三日曜日 市の企画で、地震(震度6強)を想定した防災訓練
- 第四日曜日 2町内会で、地震と火災を想定した防災訓練
忙しくなりますが、それぞれの企画が大変重要だと意識しています。
特に今回は、常総市の大規模水害が起きてから一ヶ月も立たぬうちに、利根川の氾濫原(洪水区域)となっている自分の町内会で水害防災訓練が行われるということなので、とてもタイムリーです。普段よりも参加者がかなり多くなるのではないかと想定しています。
皆さんはいかがでしょうか。今年は防災訓練に参加しましたか。あるいは、これから参加する予定がありますか。
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さて、今回のポストを書いたのは、貴重なリソースをご紹介したいからです。千葉県印西市の総合防災ブックの4カ国語版です(無料でダウンロードできます)。この冊子は、
印西市総合防災ブックの内容を要約し、日本語、英語、中国語、韓国語の4言語を並べて記しています。
外国人の方は、災害が発生した際に、言語や生活習慣の違いから適切な行動がとれないおそれがあります。
そこで、市内在住の外国人のみなさんに、災害時の避難場所や平常時からの災害に対する心構えなどをお知らせするほか、自分の伝えたいことを指さしで相手に伝える「指さしメッセージ」のページを設けております。(印西市防災ホームページより)
もちろん、印西市特有の情報が含まれていますが、どこの市町村の方でも使える・参考となるページも多いのです。例えば、この防災ブックの中に、次のようなページがあります。
自分や家族での防災活動
地震(発生前)
地震発生時の行動
水害・集中豪雨(ゲリラ豪雨)
土砂災害
日ごろの備え・災害用伝言サービス
指さしメッセージ
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このマルチリンガル防災ブックがあるだけで、外国の地においての災害に対して、日本語がよく分からない方々の不安がいくらか和らぎます。また、外国人とやりとりをする自信がない方にとっては、万が一の時に、命に関わる情報を伝えるための良き「防災ツール」になります。
印西市役所防災課の皆さん、
- ありがとうございます!
- Thank you!
- 谢谢!
- 감사합니다!
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This is great, but… このようなリソースを必要としている方々の手に届かないとあまり意味がないですよね。
では、何をしたらいいのでしょうか。いろいろと考えられますが、例えば…
- 自分が住んでいる市町村でもこのような防災ブックが発行されているかどうか、チェックする。なければ、発行の可能性について聞いてみる。計画がなければ、ボランティアで何人かと協力して、自分たちで発行するとか。
- 今あるものを自分の知り合いと共有する。手で、ツイッターで、フェースブックで、メールで。外国人の方と。外国人の友人、隣人、従業員等がいる知人と。
- 直接共有するだけではなく、自分の町内会・自治会を介して、町中の方と共有する。
- このページのリンクをシェアーする。
一次災害はもちろんのこと、二次災害を防ぐためには、円滑なコミュニケーションが必要です。日本語がよく分からない外国人がいると「円滑」までにはいかないかもしれませんが、何もないよりも、このようなリソースを知っておいた方が百倍、千倍マシではないでしょうか。
関連リンク
印西市総合防災ブック(4カ国語版)・Multilingual Handbook
防災訓練本やグッズ(アマゾン)この他には、日本人と外国人向けの役立つリソースはご存知ですか。良かったら、コメント欄で教えて下さい。